2023年06月20日

遍路も立ち寄った「植田松」

第67番大興寺から
第68番琴弾八幡宮(現神恵院)へと続く
遍路道の途中、
遍路道から少し横道にそれますが、
「植田松」という名所がありました。

「植田松」は植田天満宮の境内にあり、
讃岐守となった菅原道真が
植えたと云われています。
昭和23年(1948)に落雷にあい、
今は株だけが残っています。

遍路も立ち寄った「植田松」

遍路も立ち寄った「植田松」

この「植田松」は江戸時代の遍路絵図にも
描かれており、

遍路も立ち寄った「植田松」

江戸時代から遍路が立ち寄っていたことが分かります。
絵図には「高さ三丈(9.09m)、「太さ一丈五尺(4.55m)廻り」、
「東西枝廿六ケンヨ(47.32m)、「南北廿ケンヨ(36.4m)」とあり、
かなり枝ぶりのいい松であったことが分かります。

菅原道真を祀っている天満宮ということもあり、
境内には多数の梅の木があります。

遍路も立ち寄った「植田松」

かなり実が落ちていました。



Posted by へんろ資料館館長 at 07:54│Comments(0)
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